いじめの連鎖

いじめの連鎖

先日、いじめ動画をネットでアップロードした少年が逮捕されたという。

その少年が逮捕されたのは、別件で高校1年生の少年を暴行していた容疑だった。

昨日、フジテレビ系列の『Mr.サンデー』の一部を観ていた。

この動画を撮影した少年にいじめられていた少年の証言を流していたからだ。

そのVTRを観ていて、私は非常に違和感を覚えた。

「この子は苦しんでいるのだろうか」と思えてしまったのだ。

いじめられていた少年は、上記の少年が逮捕された後も、別のグループにいじめられていると話していた。

根性焼きや殴られた後のあざなどが映し出された。

でも、この少年は涙を流すことはなかった。

まるで他人事のように淡々とやられたことを話していたのだ。

いじめをされていた子ども達、あるいは今現在いじめを受けている子ども達は、大抵その事実を隠したがる。

いじめを苦に自殺をしてしまった子どもは、サインは出しているものの、1人で苦しんで死を選んでいることが多い。

死を選ぶことはいけないことだが、亡くなってしまった子ども達というのは「生きている意味が分からない」「親に迷惑を掛けたくない」という気持ちで最終手段を選んでいることが多い。

そこには、人間の葛藤や優しさというものが存在していたのだと推測する。

しかし、テレビで証言していた少年は違った。

「抵抗すればもっと酷くなるから抵抗しない。親は自分がいじめられていることに関して関心がないから何も話さない」と言ってのけたのだ。

既に、苦しみよりも一歩先に進んでしまっている。

いじめの怖いところはここにある。

いじめている人間は罰せられるべきだと私は思う。

1対1なら喧嘩だが、1対多数は喧嘩ではなく暴力だからだ。

なぜいじめられているのかを悩み、苦しんでいる子どもなら、大人がサインを見逃さなければ助けることが可能だろう。

でも、感情がなくなってしまっているテレビ出演していた少年のようになったら、手の付けようがない気がするのだ。

彼は既に精神が崩壊しているように見て取れた。

その場は嫌なのに、抵抗しても酷くなるから暴力を受けている。

そして、自分に関心のない親がいるから、助けを求めようともしない。

こうなると、心が歪んでいくだけである。

マスコミは取材などせず、この少年を救ってほしい。

このまま放っておくと、いつか違う方向へ怒りが向くだろう。

いい意味で見返す気が起こるならいいが、全く関係のない人へ危害を与える可能性が高くなる。

無差別殺傷事件を起こしている犯人は、大抵親から見放された優等生が多い。

大人しくて存在感がないと言われることも多いし、その中で心が歪んでいくことに周りは気付かない。

いつしかそれが大きな事件となって命が奪われる。

これがいじめの連鎖である。

どんなに世の中の意識が変わっても、いじめはなくならないだろう。

でも、心を救うことは可能なはずだ。

どんなことがあっても歪まないように、心のケアをする場所が必要なのではないだろうか。

今の幸せが続いて欲しい

今年も地元の夏祭りがやってまいりました。といっても、私はこれまで地元の夏祭りに顔を出したことはありません。毎年その時期は仕事が多忙なので、お祭どころではないからです。

しかし今年からは仕事のサイクルが変わったため、夏祭りの時期が比較的暇になり、夏祭りに行くことが可能になりました。かみさんと2人の子どもは、何度か地元の夏祭りに行ったことはあるのですが家族全員で行くのは初めてでした。

やっぱりいいですね、日本の夏祭りは。私はこういう大騒ぎ大好きなんです。今年は参加できて本当によかったです。

知り合いの方と何人か遭遇し、そのままビールでも飲みに行こうかという流れになりそうでしたが、折角の家族全員の夏祭りなので、そこは我慢しました。でも、祭の雰囲気とビール。ちょっと名残惜しかったですね(笑)

下の息子は大いにはしゃいで迷子にならないように抑えておくのが大変でした。「パパ、あれ買ってよ! あれ食べようよ!」と、やたら私に話しかけてきました。私と祭にこれたのが嬉しかったのかな? それを思うと大変さも満更ではない感じでした。

途中、かみさんが知り合いの人と遭遇して話しに夢中になっていたので、一旦かみさんと別れ、私は息子と娘の3人で出店が立ち並ぶ通りを抜けて奥の神社まで行きました。

神社で参拝し、境内の端っこの静かなところに腰かけて、息子と娘と一緒にかき氷を食べました。賑やかな人だかりの中で楽しむのもよいですが、こうやって離れておとなしく雰囲気を眺めるのもまたいいものです。

しばしのんびりして祭や子どもたちを眺めていたのですが、あることに私は驚いてしまいました。それは娘の成長です。まだ小学4年生で全然子どもなんですが、浴衣を着込んで長い髪を結っている姿がとても大人びて見えたのです。

まだ小学生だというのに、成長ぶりに少々潤んでしまいました。こうやって中学生になっても同じように感じ、高校生になっても。そして成人して離れていくんだろうなぁと、そこまで考えてしまいました。

「今が一番幸せなのかも知れない」そう感じました。

できることならば、ほのぼのした家族アニメのように、何年立ってもみんな歳をとらずにそのままで、毎年こんな感じで夏祭りを楽しめたらいいなぁと感じました。

後日かみさんにそのことを話してみたら「何馬鹿なこと言ってるの。成長するのを見るのもまた楽しいじゃない」なんて言われてしまいました。それは分かるんですけどね、いつまでも子どもは子どものままでいて欲しい…… ってどうしても感じてしまうのです。